●457 夜の梅 よるのうめ 〇おぼろのつきかげ

 表題:夜の梅
 読み:よるのうめ

 収録:(A)鈴蘭樂譜 15(松の巻) 成樂會 1926(T.15).1.10 ◎[A2-42] Copy=[P45]
    (B)三選樂譜 40 成樂會 1930(S.5).2.20 ◎Copy=(P112)

 記譜:二部合唱(伴奏付き) 変ホ長調 3/4

 インチピット:ソソソ|ソファファファ|ファミミミ

 曲:不詳
 編曲:成樂會
 詞:犬童球渓 ※1926(T.15).1作詞


[詞] ※(A)鈴蘭樂譜 15より

1.朧(おぼ)ろの月かげ 梅が枝(え)照して
  盛りの其花 み雪かあらぬか
  淺瀬の水にも 薫りぞ漂ふ

2.洩れ來るかをりは 袖にぞかよひて
  月なき暗夜(やみよ)も 梅にはあやなし
  色こそ見分(みわ)かね 其香(か)はかくれず

 ※備考 疎影横斜水清淺
     暗香浮動月黄昏

     春の夜の暗はあやなし梅の花
     色こそ見えね香やはかくるる



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